一 兄の新妻「飛鳥さん」(二十三歳)に、筆おろしをしてもらうことになった。  飛鳥義姉さん本人からその話を聞いて、僕は絶句した。 「でもハル君はあたしみたいな地味なおばさんじゃ、嫌ですよね?」   義姉は、漬物用の糠床を世話している最中