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          一
 
 あたし達は、施設でささやかながらも幸せに暮らしていた。
 当時あたしはみんなから、「主婦のコスプレをした〇学生みたいだ」とかよく言われた。
 

 〇〇歳の時両親が失踪してから、幼いあたしは施設に預けられた。
 いまにして思うと宗教系の養護施設だった気がする。
 その施設内において、特にお祈りなどはした記憶はない。
 初老のおじいちゃんが、あたし様なみなしごを引き取り育てていた。
 そこには、あたしと同年代位の子供達が数人いた。

 あたしは、その施設に到着するとみんなを無視した。
 でも施設の子達は、あたしに対してとても親切で驚いた。
 実はこういう施設に初めて来る子は、心を閉ざした子が多く無口な場合が多いそうだ。
 みんなはあたしの為に、ささやかな歓迎の歌を歌ってくれた。
 その施設にはオルガンを弾く、とてもきれいな綺麗な指が印象的なお兄さんがいた。
 詰襟の制服を着こんで、凄く真面目そうに見えたと思う。
 所長の老人も、にこにこして優しそうに見えた。
 みんなあたしに対して本当にやさしい。でも思わず、また俯いてしまう。
「一緒にお皿を洗おうか?」
「え?」
「ここでは、みんな自分で洗うんだよ? ね? 出来るよね?」
「は、はい、お兄さん」
 彼がこの施設の年長者で、みんなのリーダー的な存在らしい。
元々はお金持ちの家の子だったらしいが、会社が倒産してやはりみなしごとしてここで生活しているという話だ。
 あたしの歓迎パーティの食事を全部用意してくれたのは、実はお兄さんだと知った。

 掃除や洗濯、食事の用意をみんなに教わりながら、ようやく一息つく。
 本当に、何もかも生まれて初めてだった。
 大部屋に戻ると、そこにはたまたま誰もいなかった。
 そういえば両親がいなくなってから、全然一人になる時間なんかなかった……
 ふと部屋でTVを見ていると、緊張の糸が切れて涙が流れてきた。
「おとうさん……おかあさん……
 泣いていると、ふとドアが開きお兄さんがあたしの所にやってきた。
「もう大丈夫だからね?」
 あたしの頭を撫ぜてくれた。
「すいません」
 本当に優しい人だった。
 そしてお兄さんは「お風呂に入ろうか? そろそろ時間なんだ」と言った。
「え!? お風呂?」
 ああそうか。お兄さんは年長だから、年下のあたしをお風呂に入れる係なんだろうな。
 あたしはお兄さんと手を繋ぎながら、施設のお風呂場に向かった。
 そこでは、他の仲間の入浴中らしき音が聞こえてくる。
「ええっと、志乃ちゃんの着替えはこっちだから? 脱いだ服はそのままそこの洗濯機に入れてね? 洗いたくない服は、持って帰っていいから」
「は、はい」
 お風呂場から、子供達の声が更に大きく聞こえてきた。
 いきなり、お兄さんの前で裸になるのは恥ずかしかったけど仕方がない。
 あたしはあきらめてブレザーの制服を、壁に向かって脱いで全裸になった。
 もっと、全然お兄さんはあたしの裸なんか気にしていない様子だ。
 そして丁寧に下着を脱ぎさると、あたしのまんまるなおっぱいがベロンと、露わになった。
 綺麗な、桜色の乳首が顔をのぞかせる。おにいさんは、あたしのおっぱいの大きさに一瞬驚いた様だった。
 まだ〇学生。しかも▲〇歳だし、体は子供思われていたのかな? ええ、これでも、それなりにあるんですよ。
「僕の着替えは、こっちだったっけ? ええっと……
 そう言いながら、お兄さんもYシャツのボタンに手をかけた。
 え? ま、まさか!? あたしと一緒にお風呂に入る気の?

 あっと言う間に、お兄さんは全裸だ。
 おちんちん、見えちゃうよ……。あたしもおっぱい丸見えだし。
 思わずうつむいたが、頭の中は大パニック。
 しかもうつむいたせいで、こんどはお兄さんの引き締まったのお尻が目に飛び込んでくる。
「さあ、背中流そうね?」
 お姉さんはあたしの手を掴むと、ガラス戸を開けた。
 タイル張りの、広くて清潔なお風呂だった。
 他の子供達の背中をやさしく洗った後に、お兄さんはあたしの所に来て背中を洗ってくれた。
「あ、あの大丈夫ですから!」
 そう言ったが、お兄さんは相変わらず、あたしにニコニコ。
 もしかして、妹さんと離れ離れにでもなってしまったのだろうか?
 とはいえ、見た目は清楚で優しそうなお兄さんなのに、おちんちんは毛が生え始めている。
 あたしは全然生えてなくて、はずかしい。
 動くたびに張りがあるおっぱいが、鏡越しにぷるんぷるん弾んで動くのが丸見え。
 あと、あんまり見てはいけないと思ったけど、どうしてもお兄さんおちんちん目がいってしまう。
 でも、周りの子を見ると裸であることを意識しているのはあたしだけだと言う事に気が付いた。
 それから、同じ部屋でみんなと一緒に寝た。
 あたしは、既にいやらしい気分は頭から消えてやはり不安な気分になった。
 怖い。これからあたしは一人ぼっちだ……
「おにいさん?」
 お兄さんは、何も言わずあたしの傍に、布団を敷くとそのまま眠ってしまった。
 なんだか、寂しい気分なんてどこかにいってしまったよ。ありがとう、お兄さん。
 そして一日目が終わった。



          二

 あたしと、お兄さんはそれから本当の姉弟の様に仲良くなった。
 やがて、半年たつと年下の男の子が施設にやってきた。
 やはり家庭内暴力で、この施設にやってきたらしい。
 いくら、あたし達が優しく声をかけも反応がない。
 この子も、あたしと同じく心を閉ざしていた。
 でもお兄さんと一緒にいると、男の子は少し笑顔を作るようになった。
 本当にあたしはお兄さんのそういうところが凄いと思う。
「志乃ちゃん、弟だと思って面倒見てあげてね?」
 あたしはうなずいた。そして、男の子に向けて精一杯の笑顔を作った。
「ここでは、みんな仲間だから、あたしの事を本当のお姉さんだと思ってね?」
 というと、彼は少し赤い顔をして嬉しそうな顔でうなずいた。
 かわいい。あたしに照れているのかな?
「じゃあ、しん君? お風呂とかの案内はあたしがするから?」
「は、はい、お姉さん」
 彼はあの時の自分と同じくきょとんとしていた。なんだか、その仕草がかわいい。
 お姉さんと呼んでくれるんだ。
 そして、みんなでお風呂に入るルールを説明すると、びっくりした様だった。

 あたしは、その子の手を繋いで、お風呂場まで案内する。この子の前で脱ぐのにちょっとだけためらった。
 男の子はジャージを脱ぎ棄てると、背中に痛々しいアザがある。
 かわいそうに。
「明日、美味しいご飯作ってパーティだからね?」
「う、うん」
 あたしの子供にしては少し大きめのおっぱいが、男の子の前で露わになった。
 桜色の乳首が、衣服を脱ぎ棄てた時にどうしても揺れてしまう。
 でも、あたしは出来るだけ笑顔でいた。
「さあ、おねえちゃんとお風呂に入ろうね?」
「はい」
 男の子は、はじめて返事をしてくれた。
 全裸になった男の子の手を繋いで、お風呂場に入った。
 胸がちらちらどうしてもこの子の目線に入る。
 その内、慣れてくれるといいけど。
 お兄さんも、その子の背中を洗いにやってきた。
「お姉さんの……
 男の子がお兄さんに背中を洗われながら、あたしに対してはじめて笑顔になった。
「あたしの事? 何かな?」
 お兄さんも、にこにこしながら「なんでもいってごらん?」と返事。
 男の子はためらいがちに
「おねえさんのおっぱいは、りんごみたいだね!」
 と笑顔で言った。
 思わずあたしは、お兄さんの前で胸を隠してしまった。
 お兄さんは、はずかしそうに、あたしのおっぱいから目をそらす。
 でも、お風呂場は笑いに包まれた。

 こうしてあたし達は、毎日ささやかながらもみんなで幸せに暮らしていた。
 みんなから、「主婦のコスプレをした〇学生みたいだ」とかよく言われたっけ。
 ええ、毎日家事続きですが。
 だがどうしても当時大部屋で暮らしていた為、避けられない問題をあたしは抱えていたのだ。
 それは、性の問題……掘り下げるとオナニー問題である。


          三


 二年もたつと、お兄さんは〇校生になりどんどん男らしくなっていった。
 あたしの体も、次第に成長して女らしい丸みを帯びてくる。
 みんなでお祭りに行ったり、お兄さんと一緒に盆踊りを踊ったり。
 お兄さんはいつも優しくて、将来お嫁さんになりたいと子供心に思っていた。
 お兄さんと一緒に登校すると、同級生から「彼氏?」と訊ねられる。
「お兄ちゃんは、お姉ちゃんをお嫁さんにするの……?」
 施設の男の子にそう言われた時、思わずあたしは「馬鹿ッ!」といいながらうつむいてしまった。
 お兄さんは、(志乃ちゃんはきっと綺麗なお嫁さんになるんだろうね?)と男の子に答える。
 あたしは完全にこの頃、おにいさんを意識していた。
 
 ある日あたしがお風呂場で髪を洗っていると、お兄さんがなかなか湯船から出てこない事に気が付いた。
(まさか……勃起しているのかな?)
 おにいさんは、性器をなんとなく内股で隠している。
 あたしは○○才になり、乳房の大きさもそれなりになった。
 まさかあたしのおっぱいのせい? お兄さんの頬が赤い。
「お兄さん? じゃああたし、あがるね? お先」
「ああ」
 なんとなく協定というか、そういう性の話はタブーだった。
 お兄さんは、もしかしてあたしがあがった後オナニーするのかな?
 嘘だよね……? おにいさんはそんな事する人じゃないよね?
 とはいえお兄さんには、この施設内でどこにもオナニー出来る場所なんてない。
 つまり……もしあたしが、お風呂場からあがったら……
 でっ、でも、するわけないよね? お兄さんは凄くいい人で、そんな事絶対しないよね?
 勃起したのだって、きっと、きっと生理現象みたいなもので。
 あたしは出来るだけ、この施設内においてはオナニーしない様にした。
 だって、すこしでもしているなんてお兄さんに思われたくないし。

 あたしはお風呂からあがるふりをして、思わずお兄さんを覗いた。
 ごめん、お兄さん。
 でも、オナニーなんてしないから覗かれても平気だよね?
 そうしたら、おにいさんは湯船からあがると、まるでぞうさんみたいなペニスがそそそり立っていた。
 凄い……おちんちんが垂直に立っている……
「い、いや……
 うそ。まさか、ほんとうにあたしの体を見て立っちゃったんだ。
 あたしは口をおさえつつ、お兄さんを見ていると、なんと彼は洗い場で座り込みそそり立った肉棒を擦り始めた。
「はっ……あ」
 う、うそ! お兄さんが、本当にオナニーしている! しかも音が漏れない様にシャワーの水量を増やして誤魔化していた。
 その硬そうな肉棒を手で擦る度に、赤みが増していく。
 そして、その顔が苦痛にゆがむのに手の動きは早まるばかりだ。
 やめて、本当にやめて……
 ほ、本当に、シコシコ動かすんだね……おちんちんの皮が、指の動きに合わせてスライドされるんだ……でも、硬そう。
 あれが、女の子の中に入る……
 あたしの心臓が高鳴った。
「!」
 手の動きが早まり、一気に亀頭の先端から白濁の液が「びゅ! びびゅッッ!」と三度にわたり放出される。
 射精!?
 あれが、赤ちゃんの元!?
 そして、おにいさんは「志乃ちゃんっ、志乃ッ!」とあたしの名前を二度読んだ。
 やっぱりあたしの裸の体を、おかずにしていたんだ。
 恥ずかしすぎる……
 そして、更にこすると鏡に精液が大量に飛び散った。
 びゅびゅっ……と精液の放出は一向に止まらない。
 嫌だよ、お兄さん。もう出さないで。
 でも……皆に見せないように、ずっとオナニーを我慢していたんだね。
 いつもあたしが、べったりしているからオナニーできなかったんだ……
 覗いてごめんね、お兄さん。
 すこしお兄さんがいじらしく思えてきた。

          

             四


 あたしは、台所で呼吸を整えていた。
 とんでもない物を見てしまった気がする。今日、料理とか出来るかな……
「志乃ちゃん?」
 突然お兄さんが台所に現れた。胸がどきどきしてしまう。
 もしかして、あたしがオナニーを見ていたことがばれたのだろうか。
「あ、あの……
「今夜、みんなで町内会のイベントに招待されているから、今から出かけるんだけど」
「そっ、そうだったっけ?」
「子供達は、今から僕が連れていくから。留守番お願いしていいかな? 所長さんも出かけているから、志乃ちゃん一人になっちゃうけど」
「も、もちろん大丈夫よ? お兄さんの方こそ大変だよね?」
「ん? なんか顔赤いね? 声も震えているけど? 風邪かい?」
 あたしは全力で首を振った。
「お兄さんこそ、体あんまり強くないんだから、無理しないでね?」
「うん、ありがとう。じゃあ、行ってきます。志乃ちゃんこそ、調子が悪くなったら連絡してね?」
「おねーちゃん! いってくるねー」
 子供達をあたしは見送った後、思わずため息をついた。


 あたしは一人で、ぽつんと台所で立っている。
「オナニーか……
 そういえばあたし、しばらく最近していないな……
 この施設に来てから、一人でお留守番なんて初めてだ。
 ふと、さっきのお兄ちゃんの行為を思い出したら、下半身が熱くなってきた。


 オナニーもやはりこの施設のお風呂場で覚えた。
 以前誰もいないお風呂で、おしっこが出る部分を指で洗っていたら、次第に下半身が熱を持ってしびれてきて、上半身がぶるぶる震えたのだ。
 そして、一気にしびれがびりびりきて数秒間すごい快感。
 あたしはその時何度も息を切らせた。

 この施設に来てからようやく落ち着いたんだ。水を飲んだけど、体が熱い。
 なんだか、魔がさしてきた。
 椅子に座っていたら、ああようやく一人になれたという開放感があった。
 いつもそばにお兄さんがいてくれたから……
 
 しようかな? ひさしぶりに……

 下半身の熱さを確かめるために、指であそこ触ってみた。更に熱くなってくる……
 気が付いたら指でジャージを脱いで、下着の上からクリトリスを摩り続けた。

 エプロンもとらなくちゃ……

 お兄さんのオナニーを思い出しながら、次第に満たされて痺れがくる。
 体が熱を帯び、お股がおかしくなってきた。
 あたし台所で何しているんだろう?
「あっ、あっ……あ、あ……おにい……さん」
 だんだん汗なのか、はずかしい液なのか正体不明なものが、あそこから染み出してくる。
 あたしはいけないことをしている、そう思いためらいながら指を動かしたけど、すぐにいってしまった。
 もうだめ……思わず、上半身のおっぱいを露わにして乳首をなぜてみる。
 我慢できない……そしてあたしは下のジャージを完全に脱ぎ捨ててしまう。
 もう指だけじゃ我慢できない……あたしは、思わず電動歯ブラシを持って動かした。
 凄い……久しぶりだから、濡れている……。あたし、ずっと我慢していたんだよね。
「あ、ああっ いいっ あ、あ、あ」
 声が止まらない。激しくブラシを動かす。
 
 がちゃ……突然ドアが開きました。
「志乃ちゃん……?」
 なんと、お兄さんが呆然としてそこに立ち尽くしています。
 見られた! こんな恥ずかしい姿を!
 あたしはパニックになりながらも、落ちたエプロンでおっぱいと下半身を隠した。
 沈黙が走る。
 お兄さんは買い物袋を落としたまま、その場から消えた。
 あたしは、どうしていいのか分からず泣き続けた。
 見られた。一番見られたくない人に、オナニーしている姿を見られたのだから。
 怖い。どうしていいのか分からない。
 お兄さんは、あたしの事どう思ったんだろう。
 しばらくすると、ドアの音が聞こえた。
「おにいさん?」
 あたしは、震えながらドアに近づく。そうしたら、視線を合わせないで真っ赤なお兄さんの顔があった。
「大丈夫。僕しか見ていないから」
「あたし……
「志乃ちゃんの事誰にも絶対言わない、二人だけの秘密にしよう」
 町内会のお祭りは、所長さんとかボランティアの人が引き継いだそうだ。
 おにいさんはあたしの事が心配で、風邪薬を持ってきてくれたのでここに戻ったと説明された。
「ありがとう、お兄さん」
 あたしははずかしくて、おもわずうつむいた。
 ところが……
 お兄さんの股間は、ぱんぱんに膨れていたのだ。
 気まずい空気が流れた。


          五


 しばらくの間、お兄さんとあたしは距離を置くようになった。
 ほとんど会話らしい、会話をしていない。
 嫌われた。
 だが、ある日男の子があたしにお兄さんの伝言を伝えに来た。
「おねえちゃん? おにいさんが、今夜シーツをお風呂のお湯で洗いたいから、手伝ってほしいって」
「シーツ? ああ……
 うちの施設のシーツは結構汚れがひどい場合があるので、お風呂の最後の人が、お湯で洗濯する習慣があった。
 つまり、あたしと二人っきりで入りたいと言う事?
 誘われているの? あたし。
 あたしは、二度こくり、こくりと男の子に対してうなずく。
「お兄さんに『了解』と、伝えてね?」
「うん! いいよ!」
 そして夜、お兄さんと無言でお風呂場の方に向かった。
 確かに今なら、誰も邪魔は入らない。 
 ようやく脱衣所で、やっとお兄さんは声を出してくれた。
「ご、ごめんね。なんか、手伝ってもらっちゃって」
「う、うん……
 ようやくあたしも、返答出来た。
「明日の朝干すの?」
「そう天気予報だと、久々に晴れだそうだから。あ、朝は学校があるし」
 そう他愛のない話をしながらも、あたし達は衣服を脱いでいく。
 恥ずかしくて、目を合わせられない。胸をペロンと出した瞬間、おにいさんはこちらをちらりと見た。
 既にあたしは全裸だけど、お兄さんに背を向けつつ必死で胸や下半身を隠した。
 お兄さんをちらりと、見ると……下半身を必死に動揺しながら隠している。
 やばいよね? 立っているみたい……
「志乃ちゃんあの……
「は、はい?」
 凄い緊張感。うん、立っちゃったんだね。大丈夫、無視するから安心してね? お兄さん。
「どうしたの?」
「つまりその……立っちゃって。先に入っていて」
「き、気にしないよ? 一緒に入ろうよ?」
「いいのかい?」
「うん、いいよ。いつも通り、あたしも裸だし」
「もう、脱いだよね?」
「うん、おにいさん……じゃあ、せーので、あたしに見せていいよ」
「本当にいいの?」
「い、いつもお互い裸じゃない?」
「じ、じゃあ、せーの!」
 その瞬間、お兄さんの勃起した肉棒と、あたしのおっぱいが同時に露わになった。
「きゃあ! ほっ、本当に、たっ、立っているんだね!?」
「ごめん! でも、志乃ちゃんがかわいいから。男だと仕方ないんだ……
「分っている……つもりだったけど」
「立っているのは初めて見たの?」
「う、うん」
 凄い嘘。でも、こんな近くで見たのは初めて。
「本当は、志乃ちゃんのおっぱいが、最近大きくなってきて……ずっと湯船の中で我慢していたんだ」
「あたしのおっぱいが大きいって……そんな事ない……よ」
「毛も生えていて……〇〇になってますます、おっぱいも膨らんで」
「お兄さん……あんまり見ないで」
「でも、志乃ちゃんの体は凄くかわいいよ」
お兄さんの顔は真っ赤だ。
「お兄さん……おちんちんが……凄い立派で……驚いた。あと筋肉すごいし」
「志乃ちゃんもおっぱいがかわいいよ。肌も白いし、最近生えてきた毛も栗色だね」
「はずかしい……
 お兄さんは、初めて夢精した話やオナニーをこっそりしていた話を真剣にしてくれた。
 そして、オナニーの際はあたしの裸をおかずにしていたと告白したのだ。
「だからオナニーするのは、志乃ちゃんだけではないんだ。安心してね?」
「は、はい」
「この間の事、気にしていたみたいだから」
「おにいさん、やっぱり気遣ってくれていたんだね?」
 あたしも、生理が来た話やおっぱいが膨らみ始めた話。体が丸みを帯びた話。
 オナニーを生れて初めてした時の話……などをした。
 その話を聞いた途端、お兄さんの肉棒はますますそそり立った。
「し、志乃ちゃんは……セックスしたことある?」
「全然……おにいさんは?」
「まだ、全然……
 思わずあたしは嬉しくなった。
「よかった……
「誰も、僕の事なんて好きにならないよ」
「そんな事ないよ、あ、あたし……お兄さんとなら……いいよ」
 あ、つい興奮して言っちゃった。でも、本心でもある。
「い、いいのかい? こんな僕で、初めてになっちゃうよ?」
「生まれて初めてのセックスなら、お兄さんしか……いないよ」
「僕も、志乃ちゃんだけしか、初めてのセックスの相手は考えられない……
「ありがとう」
「ねえ怒らないで聞いてくれる?」
「はい?」
「週に何回オナニーするの?」
「え? お兄さんは?」
「週四回かな」
「そんなに!?」
「男って、みんなそうなんだ」
「う、うん。そうなんだ……あたしは月一回かな」
「それだけ?」
「うん……あと、おにいちゃんの事考えてしたり……
「嬉しいよ、僕も志乃ちゃんのおっぱいを思い出して、オナニーするんだ」
「お兄さんとこういう話するの、凄く恥ずかしい……
 やがて、おにいさんのおちんちんの先端から、汁があふれてきた。
「おにいさん? もしかして興奮しているの?」
「うん、志乃ちゃんの割れ目、つい見ちゃって」
 お兄さんはなんだか辛そうだ。
「おにいさん? あの……触っていい?」
「え? 志乃ちゃんが?」
「なんだか、辛そうだし。それとも、もしかしてまた、体調とか悪いの?」
「違うよ。興奮しちゃって。い、いいよ……触ってみて」
 あたしはとうとうお兄ちゃんの、肉棒を触ってみた。
 硬い……けど、本当に熱い。
「汁が止まらないね……
「し、志乃ちゃん!」
 お兄さんは、あたしが手でさするたびに息を切らせ始めた。
「志乃ちゃんのを、触ってもいい?」
「いっ、いいよ、お兄さん。優しく……ね?」
 あたしの、お大事をお兄さんは触りはじめた。
 凄い……お兄さんの指が、動いている……
 まだ未成熟な性器だけど、柔らかい陰毛や、大陰唇クリトリス……そして膣の周辺をなでまわした。
「お……にい……さん……あ!」
「凄い……志乃ちゃんの中、濡れているんだ……
 あたしも、負けじと? お兄さんのおちんちんをこすってみる。
「あっ! あああ!」
 そしてお兄さんは、クリトリスをさらにこすり上げた。
 お兄さんの指に、あたしの粘膜がまとわりつき、幼い愛液が更に分泌されていく。
 もう立っていられなくなった。
 互いにタイルの上に倒れてしまう。
「おにいさん……はあ、はあ、セックスしちゃうの? 初めてが、あたしなんかじゃ。全然洋服持ってないし。いつも着ている服は、おばさんみたいだよ?」 
「俺、志乃ちゃんだけだから……志乃ちゃんのおっぱい、近くで見ると、こんなに綺麗だったんだ」
「はずかしいよ……
「あんなに、はじめはぷっくりしていたのに。いつの間にか桃みたいに、膨らんだんだね」
「いつもあたしのおっぱい見ていたの?」
「ご、ごめん」
「あ、あたしもおにいさんのおちんちん、みていたからおあいこだね?」
 お互い、つい笑ってしまう。
 触っていい? そうお兄さんが訪ねてきたので、あたしは頷いた。
 あたしのおっぱいを、お兄さんはなで舞わす。
 そうする度に、ぷるるんと胸が弾んだ。
 お兄さんは膨らんだ胸の輪郭に沿って、愛おしげに掴んで、したから上に揉みあげた。
 あたしは恥ずかしくて、目を閉じる。
 今度は、おっぱい全体を鷲頭髪みにしてくる。
お兄さんがあたしの桜色な乳首に指がいくと、口から自然と声が漏れる。
「あ……
 お兄さん。
 初めて会った時から大好きだったお兄さんに、おっぱいを揉まれている。それだけで、どうにかなってしまいそうだった。
 乳首がぷっくりと立って、お兄さんの指に当たってしまう。
 お兄さんは、おっぱいを下から上へと、曲線を描くようにさすりつつ揉んでくる。
「あ、あ、はっ……
 あたしは恥ずかしすぎて、目を閉じたままだ。
 今度は、お兄さんは乳首当たりを、舌で円を描くように舐めてきた。
 乳首が、立っちゃっているよ。凄く気持ちいいけど、自分自身がはずかしい。
 お兄さんにいやらしい子と思われないかな?

「志乃ちゃん? おっぱい気持ちいい?」
「はずかしい……
「正直に答えて」
……あ、あっ……凄い、気持ちいいの。オナニーしているより、凄い。大好きなお兄さんがいるからかも」
「僕も大好きだよ。本当は告白したかったけど……勇気がなくて」
「よかった……お兄さん?」
「足を開いて?」
 お風呂場……しかも大好きなお兄さんの顔の近くで、脚を広げてあそこが丸見え。
 駄目、また目を閉じてしまう。
「ち、力をぬいてくれる?」
「はい」
 あたしの脚は広がり、まるでカエルというかオムツを交換するような、恥ずかしい格好になった。
 お兄さんが、唾を飲み込んで沈黙。
 じっとあたしの、あそこを見られてどうにかなりそう。
 そして次第に自分のあそこから、じわじわ恥ずかしい汁が出始めた。
 お兄さんは、ようやくあたしの脚を広げると、顔をうずめる。
「あ! い、いや!」
 声が出て思わず脚を閉じようとしたけど、力が入らない。
 お兄さんの舌が、あそこに……クリトリスに這っているのが分かる。
 凄い。
 あたしの幼い肉唇を割り広げ、舌を這わせる。
「あん! 気持ちいい! 気持ちいい! やばいよ! あたし、壊れちゃう!」
 じゅるじゅる音がする。お兄さんは結構Hなんだ?

 どんどんと生温かい汁がアソコから、どこまでも出てくる。止まらない。
 それをお兄さんは、舌で汁ごと舐め上げる。
「ああっ、凄い……おにいさん……おにいさん……あっ! やばいよ、イきそう……イク、イク!」
 お兄さんはそれでも、上下に舌を這わせる。
 あたしは腰を自然と振りながら、お尻を痙攣させた。
「アッ! あッ! イク! おにいさん! イク! ああぁぁぁあ!」
 そして、あたしは体全体を硬直させ、そしてぐったりした。
 あたし、どうしたんだろう? 恥ずかしいとこみられてもう完璧に嫌われたと思った。

「大丈夫? 志乃ちゃん?」
「あたしの事、嫌いになった? Hだよね、あたし」
「志乃ちゃんは、かわいいよ」
 お兄さんは、あたしの髪にキスをした。本当に愛されているなって、気がする。
 大丈夫、あたしは嫌われていない。
「お兄さん、いい?」
「う、うん……
 あたしは硬直したペニスへの愛撫を再開する。
 互いの性器を愛撫し、貪り合う。
 お兄さんの肉棒は、愛撫を続けられないほど汁があふれてくる。
「限界だよ。もう……
 お兄さんの愛撫にまた喘ぎ始めたところで、ゆっくりあたしの身体を起こす。
 あたしの小さいお尻を、たくましい両手で引き寄せる。
「志乃ちゃん、お尻上げて」
 恥ずかしいけど、あたしは恥ずかしげにお尻を上げる。いよいよだ。
「じゃあ、入れてみていいかい?」
「いっ、いいよ……
「痛かったら言ってね?」
「うん」
 あたしはお兄さんを受け入れる為に、足を大きく開いた。
 うわ、お兄さんのおちんちんエロい。
 あんな凄い硬いのが、あたしの中に入るんだ。
 既にあたしの、お大事は、お兄さんのおちんちんを待っている。

 お兄さんはあたしの体に重なった。
 そして、亀頭を膣口に押し当てた。
 あたしの体は恐怖と緊張で、がたがた震えが止まらない。
「志乃ちゃん、いいかい? 少しずついれるから」
「うん、少しずつね?」
 お兄さんは少しずつ、あたしの体をいたわりながら中に入れて行った。
「っつ!」
「い、痛いかい?」
「へ、平気!」
 お兄さんのおちんちんの先端が入った。お兄さんの熱を感じる。
 頭の部分が入った。お兄さんの体温を更に感じる。
「志乃ちゃんの中、暖かい……
「は、入ったの?」
「先端だけ」
「大丈夫、もっといいよ……
 お兄さんは更に力を入れた。
 だけど、なぜか押し返される。
 お兄さんはあたしの腰に両手を添えて、更に挿入する。
「あっ、んッ……!」
 あたしの背中が反り返る。
 とうとうおちんちんは三分の二まで挿入出来た。
 お兄さんおちんちんの運動を始めた。
 あたしは、なんとか耐えながらおちんちんを受け入れる。
 お兄さんは「あっ、あっ」と喘ぎながら出し入れを行う。
 なんだか苦しそうだけど、気持ちいいんだろうね。
 あたしは痛がるどころか、「あっ、あっ、あっ、あっ」と喘ぎを漏らすようになっていた。

 腰をお尻に打ち付けて、パンパンと音を立てるような激しい運動は、あたし達にはまだ無理だと思う。
 でもあたしの膣に、お兄さんの猛り切ったおちんちんが動いている様は、その当時背徳的で、快感だった。
「あっ、あっ、あたし達、今セックスしているの?」
「そうだよ? あっ、あ、あっ! き、綺麗だよ、本当に綺麗だよ! 志乃ちゃん! あぁ!」
「あっあっあっあっあっ、おにいさん! 愛している!」

 あたしは顔をお兄さんの胸に押しつけ、くぐもった呻きを漏らす。
 おにいさんは、更にペニスをゆっくりと押したり、引いたりする。
「あ……! あっ! んっ!」
 あたしは仰け反り、お兄さんの腕を握りしめた。
お兄さんは、おちんちんの速度を早める。あたしは「あ、あ、あ、あ、あ」と身をよじらせながら喘ぐしない。
「志乃ちゃんのぷりぷりしたおっぱいが、波打ってかわいいよ……苦しそうだけど大丈夫かい?」
「ちがうの……あっ、凄い気持ちいい……気持ちいいの! おにいさん……!」

 お兄さんの興奮はあたしの喘ぎ声のせいで、更に高まる。
 お兄さんは挿入をし続けながら、互いの口の中で、唾液を交換しあう。
 これ、ファーストキス? なんだか、エロいよね。
「あっ、あんッ……あっ!」
「好きだよ、志乃ちゃん!」
 喘ぐおにいさんの顔が赤く染まり、彼は身体を起こしピストンを早めた。
 おちんちんの膨らみと硬さは増し、アソコと溶け合いながら激しく肉と肉がこすれ合う。
「お、お兄さん……!」
 あたしは頬を赤く染め、涙を流しながらお兄さんを見上げた。
「志乃ちゃん……綺麗だよ。オナニーしながら、いつも君とSEXしたいと思っていた」
「あたしも……
 お兄さんは、さらに激しくピストンを試みた。
 声は、息切れが酷くなりだんだんイキそうになってきたのが分かる。
 お兄さんのおちんちんを連続でリズミカルに出し入れされる度、あたしは「ああっ、ああっ!」と声を出して彼の動きに答えた。
 お兄さんは、真っ赤に火照ったおっぱいを鷲掴みにしながら激しいピストンを繰り返す。
「志乃ちゃん、イキそう……
「あたしも……
「志乃ちゃんも?」
「うん、血が出ているのにすごく気持ちいい。ホントにもう……
「いい? 一緒に」
「うん、あたしもがんばるからっ、お兄さんも、あっ……そのまま動いて」

 お兄さんは必死に動き続けた。彼の額の汗がおっぱいの間に滴り落ちる。
「で、出るっ。志乃ちゃん! 出すよ!」
 おにいさんは、溜め息混じりに言うと、ぶるぶるふるえながら。喘いだ。
 どぴゅ、どぴゅ! どどっ!! 
 あの時のおにいさんのオナニーみたいに、熱い精液があたしの膣の奥底まで満たして行く。
「あっ、おにいさん……! おにいさん……!」
 お兄さんは身体を痙攣させ、あたしの膣内に精液を注ぎ込んだ。最後の一滴を絞り切る。あたしはまだだ。
「お兄さんお願い! そのまま動き続けてっ。あ、あたしもいくからっ」
「志乃ちゃんっ、志乃ッ!」
 お兄さんは、必死に耐えながら歯をくいしばり動き続けた。
 そしてあたしも、ついにきた。
「あっ、あっ、あっ、あ……!!おにいさん!!!……いやああんッ! イク! イク! イク! イッちゃうッ!」
 あたしの体が激しく痙攣した。

 そして膣が、自然におにいさんのおちんちんを締め付けた。
「ううううっ、すごい、志乃ちゃんのおまんこが締まるよ……
あたし達は激しい呼吸が続いた。


 その日は、結局シーツの洗濯どころではなかった。
「じゃあ、部屋に戻ろうか?」
「お、お兄さん……あたし……もう一度……したい」
「え? だって、あんなに」
「ごめんなさい……でも……我慢ができないっていうか……
「志乃ちゃんがそう言うなら……でも、また立つかな?」
「意地悪しないで……ねえ、お願い……お兄さん」
 あたしはその後、69をしながらフェラを初体験。
 騎乗上位一回、バック一回してもらい果てた。
 おにいさんは最後まで、一生懸命SEXしてくれた。
 あたしとセックスをする事よりも、一緒にいる事を楽しんでいると気が付いたのは後日の事だった。


 お兄さんは、ある日突然施設からいなくなった。
「どうしたんだろう? お兄さん……会いたいよ」
 下駄箱の影にいると、所長さんと学校の先生が話していた。
「彼の容体は、そんなに悪いのですか?」
「ええ、しばらく病院にて病気養生という形に」
 もしかしてお兄さんの事?
「しかし、彼はどうして入院を拒んでこの施設にいたのでしょう?」
「どうしても、一緒にいなきゃ駄目な子がいたらしいですよ? その子に、できるだけ寄り添いたいとの希望で」
「相変わらず優しい子ですな」
「しかし、激しい運動は控えていたはずなのに。どうして、あそこまで体調を悪くしたのだろう?」
「そういえばおかしい……特に無理はしていないはずだが。過度な運動は厳禁なのに」
「まあ、状況は分かりました、では子供達に、彼は他の施設へ一時的に移動になったと説明しておきましょう。いずれにしろこの施設も、来年閉鎖ですからな」
 あたしは、所長さん達が立ち去った後、思わずうずくまった。
「あたしは……世界一の、大馬鹿野郎だ……
 夕刻を知らせる、「かごめ、かごめ」のメロディが、今だに耳に残っているのを、あたしは今でも忘れない。
 そして施設のみんなとも離れ離れになり、連絡は途絶えてしまった。
 あたしには県から個室が与えられ、そこからなんとか自立していった。




 あれから十年たち、あたしはささやかながら幸せな家庭を手に入れた
 しかし今でも、 あの、いつもお兄さんの傍にいた時に帰りたい。
 施設のみんなと会いたい……そう思うのだ。