いつの間にか時は過ぎていた。  卒業旅行先の旅館に戻ると、既に俺の彼女「あやみ」は寝ている様だ。  旅館のシャンプーのせいだろうか?  彼女からはいつもとは違う甘いシャンプーの香りがした。  そういえば最近していなかった……俺は電気を暗くしたままドア